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私は小さい頃から本が大好きなので、その中でも特にオススメの本や漫画を紹介していきたいと思います!
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「呪われ屋〜橘心霊相談所へようこそ〜」(著:砂浦俊一)

 さて、花粉が本格的に飛散し始めた本日の一冊は「呪われ屋」です、一見すると妖怪などを退治する「陰陽師」が活躍する話と思うでしょう。ですが、これは「呪われた人の呪いを引き受ける仕事」を生業とする少し変わった職業です。馴染みがないでしょうが、実は本来の呼び名は「持衰(じさい)」と言う古代日本の職能で、これは「魏志倭人伝」にも記述が残っています。他者の災いや、掛けられた「呪い」を引き受ける、故に現代は「呪われ屋」と名乗る整った顔立ちの橘司、そして叔母の探偵事務所で働きながら司の心霊相談所で調査要因として働く沢渡夏樹、そして司の命を奪おうと呪い続ける人形のミザリー。この三人、正確には二人と一体の元に新たな依頼が舞い込みます。呪術の怖さ、使わる術の説明、それらは丁寧で面白いと思いますが、メインが「呪い」なので発端となる人間関係が重く感じるので、あまり読後感が良いとは言えません。ですが、複雑な人間関係が好き、また呪術等に興味がある方は術の説明部分だけでも楽しめる作品でしょう。
| 文庫本 | 02:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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